植物と暮らせば人生は倍楽しい♪ふだんの暮らしの中に、
大きな幸せをつくりだす
バラとガーデニングの新感覚・実用ムックです。毎日の暮らしを
いっそうハッピーなものに変えてくれる
植物のある暮らしを始めませんか?玄関先でもベランダでも、もちろん庭でも、
一鉢の植物のある暮らしは、
人生を大きく変えてくれます。バラをはじめ植物が健やかに育つ「庭」は、
それがほんの小さな庭でも、
びっくりするほど大きな喜びを
私たちに贈ってくれるのです。 美しいガーデンの実例や庭づくり、
バラの品種選び、ショップ紹介をはじめ、
「お庭の幸せ」をつくりだす
さまざまなアイデアをお届けします。
【ガーデンダイアリーvol.12はこんな内容です。】
庭が私にくれるもの
ふだんの暮らしの中で、庭が私たちにくれるものの大きさにふと気づいて、驚くことがあります。ちらちらと揺れる木漏れ日、雨にしめった土の匂い、通り抜ける心地よい風、風にそよぐ草の葉、咲いたばかりのバラの花々。庭が私にくれるものは、生きる喜びそのものなのです。
■千葉の魔女様の庭
■長く温めてきた思い那須に小さな苗を植えてみました。
■カフェの庭は長崎の海につながる。
いつも身近にバラの咲く暮らし
毎日の暮らしの中に、いつもバラの花が咲いている。それはきっと、とても贅沢なことなのでしょう。でも、手が届かないほど、遠くにあるわけではありません。いま、バラはどんどん育てやすくなっています。鉢植えのバラは水やりを忘れずに……というくらいの手間をかければ、バラは私たちの人生の素敵なパートナーとなってくれそうです。暮らしの中でバラを美しく楽しむ3つのお庭をご紹介しましょう。
■南仏風の家からイメージが広がるバラの庭
■バラの咲く、丘の上の白い家
■「庭仕事をしている時間がいちばん好き」
「憧れ」を実現しよう! いつも身近にバラの咲く暮らし。
パッと目を引く鮮やかな赤いバラが、5月から初冬まで、庭や玄関先で次々に咲き続けてくれる…そんなわくわくするような豊かさを暮らしの中に実現できる日が、ついにやってきました。2019年、住友化学園芸の創立50周年記念花として選ばれたバラの名前は「マイローズ」。耐病性に優れ、ストレスなく育てることのできるバラをめざし続けてきた育種家、木村卓功さんの自信作です。
3ステップで気軽に始めるバラ栽培
育種家 木村卓功さんの ロサオリエンティス発表! 2019年 秋の新品種のバラ
イングリッシュローズ、華やかに、庭で香るバラ
■軽井沢、ハンナフラガーデンに咲くバラは
■バラと出会って夫婦共通の趣味ができました。
■イングリッシュローズそして「永遠のバラ」へ
「庭の時間」を広げませんか?
ヤードワークスには
「暮らしの庭のアイデア」がギュッ!
と詰まっています。
ヤードワークスは植物を使った居住空間としての庭をデザイン・施工する天野 慶さんのガーデンショップです。サンプルガーデンやショップには、いつまでも庭で過ごしたくなる快適な暮らしの庭のアイデアがギュッ! と詰まっています。家族の中心に庭のある、幸せな暮らしの提案の数々を取材させていただきました。
秋冬の庭の主役は
ハンギングバスケット!
庭に季節の花を束ねたようなハンギングバスケットを飾ってみませんか?「おもしろくて、わかりやすい」と、遥か遠方からも受講者が集まる人気の寄せ植え講師、土谷ますみさん。お客様のお庭のサイズにぴったり合ったアーチなどの特注品をデザインするベルツモアジャパンの廣町美那さん。今号では、この最強のおふたりに冬枯れの庭をぱっと明るくするハンギングバスケットの飾り方を提案していただきました。
北欧のライフスタイルから学ぶ 暮らす庭の提案
北欧を訪ねると、室内と庭がみごとに一体化していることを感じます。庭は花や野菜を育てる「外の空間」として「室内」と切り離されているのではなく、庭自体が毎日の暮らしの場所であり、日々の生活をより豊かにしてくれるものとして、とても大切にされています。今号では、北欧のガーデンスタイルをテーマに、私たちの普段の暮らしの中で、ガーデンをどんなふうに活用すればもっと豊かに、もっと楽しくなるか?ということを、さまざまな角度から考えてみます。高松のガーデンショップ、ガーデンズ代表宮本里美さんと、株式会社グリーンポット貿易部の古川琢也さんのおふたりに「暮らす庭」の新しいスタイル、「SENSE OF GARDENS」の5つのキーワードをお聞きしました。
ガーデンダイアリーが企画監修する「バラとガーデニングのイベント」
バラぐらし
えっ! ガーデンダイアリー編集部が企画・監修するバラのイベント??
当の編集部がいちばん驚きながら、チャレンジした『バラぐらし 2019』は、おかげさまで大成功!会場にいらしてくださったみなさま、ありがとうございます。そして、イベントにご参加いただけなかった読者のみなさま、このページでお楽しみいただければうれしいです。
ガーデナーのお兄ちゃんたちの庭づくりがいい感じなのよ「花美の庭」
2019年「浜名湖花博15年目の春」のイベントを突撃取材! Vol.10、11に続き、今号では百花繚乱のこの庭の植栽デザインを担当しているふたりのガーデナーに迫っちゃう。「花美の庭」は浜名湖ガーデンパークの広大な敷地の東の端、北駐車場から歩いたら20分もかかるところに位置しているの。駐車場から「花美の庭」まで、ガーデンパークの中のとっておきポイントをガーデナーのナビで巡りながら百花繚乱の「花美の庭」に突入しまぁ~す。
5月から6月へ 華やかに主役が移り変わる多年草の庭
都心から50km、宮ケ瀬ダムの近く、服部牧場の一画に、丹沢山地を借景にしたダイナミックなガーデンが広がっています。ここは、ガーデナーの平栗智子さんが2015年からひとりコツコツと植物たちと向かい合い、育ててきたガーデンです。多年草を中心とした植物たちが、混ざり合い、支え合い、一年間を通して、どの季節も美しいガーデンです。花々が主役を変えて刻々と移り変わる庭の、アリウム ギガンチウムの咲く5月下旬とエキナセア パリダの咲く6月下旬をご紹介します。
●小さな生態系に守られている私のガーデン
●庭からの素敵な贈り物を。
●生きる歓びがそこかしこにあるおいしい庭づくり
他
佐倉草ぶえの丘バラ園の取材で、バラ文化研究所理事の野村和子さんにお付き合いいただいたことがありました。雑誌『マイガーデン』の編集をしていた頃のことです。2013年早春号、巻頭のオールドローズの記事の「リード文」についてご相談したところ、「では、書いてみましょうか?」とおっしゃってくださり、お願いすると、さっそく和子さんは次の原稿を送ってくださいました。
オールドローズ……それは、古いというだけのバラではありません。いま、野生種およびオールドローズを合わせてヘリテージローズと呼び、これらを人類の遺産として遺そうという動きが世界で起きています。より大きな花、より鮮やかな色、よりしっかりした花形や花首などを目指すバラの品種改良の過程において、やさしいオールドローズは忘れ去られようとしていました。(中略)ところがいま、私たちはそのやさしさが、私たちが求めるものに添うものとして、ささやき続けていたことに気づきました。ノスタルジーではなく、「自然にもっとも調和するもの」として。
「使えるところだけ、使ってくれればいいから」とおっしゃってくださいましたが、もちろん、 ありがたく全文を掲載させていただきました。後にも先にも、巻頭記事のリード文を肩代わりしてくださったのは野村和子さんだけです(笑)。
いつお会いしても聡明でやさしく、しかも奥ゆかしい和子さんは、私の理想の女性でした。2019年4月、突然の訃報に、思わず本棚から引き出したのは和子さんの著書、『オールド・ローズ花図譜』。バラの写真に添えられた解説文のひとつひとつの言葉が生き生きと際立っています。喪失感とともに思ったのは、「この本がある限り」ということでした。この『花図譜』のページを開くたびに、和子さんはささやきかけてくれるでしょう。バラを知ろうとする人たちに、たいせつなことを教えてくれるはずです。そう思うと元気が出ました。和子さん、どうぞまたバラの話を聞かせてください。 (安藤 明)
(編集後記)
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